今年も「浜んまち映画祭」の季節がやって来ました。はやいもので、第7回を迎えます。いつもこの映画祭を楽しみにしていただき、そして見に来て下さる皆様に、また協賛によってこの映画祭を盛り上げて下さる皆様に改めて御礼申し上げます。
この映画祭での上映作品は、とにかく皆様から上映が期待されている作品、いつまでも心に残る作品を選んできました。その思いは今年も続きます。今年は世界的に高い評価を受けた決定版的作品をということで、今回のテーマは「カンヌ映画祭特集」です。カンヌ国際映画祭でグランプリ、あるいはそれに相当する賞を受賞した作品ばかりを7作品集めてみました。
1950年代から2000年代まで、しかも世界各国の作品、もちろん日本映画も入っています。実写だけではなくアニメもあるという多様な魅力を持った7作品を是非ご覧下さい。 今年も「浜んまち映画祭」と「浜んまち」をこころゆくまでお楽しみください。浜んまちでお待ちいたしております。






■カンヌとは
カンヌ市は、フランス南東部の地中海に臨むコート・ダジュールにおいて、ニースに次ぐリゾート地。人口は約7万人。面積は約20平方kmで長崎市の約20分の1。
毎年5月のカンヌ国際映画祭以外にもカンヌ国際広告祭、国際音楽産業見本市など様々なイベントが年間を通じて開催される。

■カンヌ国際映画祭とは
カンヌ国際映画祭はベルリン国際映画祭、ヴェネチア国際映画祭と共に世界三大映画祭の一つであり、フランス政府が開催している。
1930年代後半、当時のファシスト政権の介入を受けたヴェネチア国際映画祭に対抗するため、フランス政府の援助を受けて開催される事になったのがカンヌ国際映画祭の始まりである。1939年が第1回の開催予定であったが、第二次世界大戦勃発のため中止。終戦後の1946年に正式に開始された。1948年と1950年とは、財政上の理由で開催されず、1951年に再び開催。以後、毎年開催され、2010年は第63回が開催された。

■カンヌ国際映画祭の賞について
最高賞は当初は「グランプリ」と呼ばれ、最近は「パルム・ドール」(黄金の棕櫚)と呼ばれて、またある時期は審査員特別賞に「グランプリ」の名称が与えられたりで混乱をしておりますが、最高賞の呼び方の変遷を以下にまとめておきます。

1945年〜1954年 グランプリ
1955年〜1963年 パルム・ドール
1964年〜1965年 グランプリ
1966年      20回記念グランプリ
1967年〜1974年 グランプリ
1975年以降    パルム・ドール